新築やリフォームを依頼する時、ほとんどの方は、まず住宅展示場や、ハウスメーカーに足を運びます。
いきなり名も知らぬ工務店には行きません。
CM、折込チラシ、フリーペーパー、検索トップに表示される高級感溢れるHP。
なんつったって広告力が雲泥の差です。
弱小工務店にはとてもそんな広告費は捻出できませんもの📷
さて、ここからが本題です。
結論から申し上げますと、
同じ仕様であれば個人工務店の方が安く建てれる
同じ価格であれば個人工務店の方がよい家が建つ
あくまで信頼の置ける優良工務店で….という注意書は付きますが📷
ハウスメーカーはいわゆる、「元請け」という立場です。
お客様から仕事を受注し、下請けに回し、監督する会社です。
実際に家を建てるのは下請けの大工さん、瓦屋さん、設備屋さん、電気屋さんetc….
下請けさんに指示を出し、設計図書通りに建ててもらう、その管理をします。
ここまではいいんです。
問題はその利益の出し方にあります。
(お客様から頂く金額)- (下請けに払う金額)-(材料費や給料、広告等の諸経費)=会社の利益
より多く受注を得るためには広告で知名度、ブランド力をあげる必要があります。
また、多くの社員を抱え、モデルハウスを維持、管理しますので、福利厚生費等、諸経費が上がります。
大きなハウスメーカーになると新商品の研究、開発、申請費も入ってきます。
ただ、取り扱うロットが莫大になりますので、材料仕入れはスケールメリットが活かせ、安く仕入れることができます。
これがお客様の家の価格に上乗せされます。
個人工務店は全く逆です。
同じく元請けではありますが、ほとんどの工務店が自社で大工を抱えています。
そしてその棟梁が現場監督を兼任します。一人二役ですので不要な人件費を省け、また、意思疎通が明瞭になります。
知名度ではハウスメーカーに到底叶わない事を自覚し、しっかりした家を造り、口コミで知ってもらおうとします。
また、しっかりした家、細部まで丁寧に造った家、価格を抑えた家でなければ、地元ではすぐに評判が広がり、 倒産してしまいます。
モデルハウスのかわりに、実際建てた家を施主様のご好意で見せて頂く。
社員は家族経営、又は少数体制で全員全力で働きます。
取り扱うロットは少なくなりますので、材料仕入れはスケールメリットが活かせず、安売りの時に大量に仕入れる程度です。
結果、お客様の家に上乗せする経費はハウスメーカーに比べ少なくなります。
これが同じ仕様であれば個人工務店の方が安く建てれる理由です。
では、同じ価格であれば個人工務店の方がよい家が建つ理由。
個人工務店は「口コミ」を大切にする為、丁寧に仕上げてなんぼ!!というのは述べた通りです。
では、ハウスメーカーは….
お客様から頂く金額は相場もあり、また他の会社との競争もあるのでべらぼうに高くはできません。
従業員に支払う給料も広告費も削れません。
そうです、下請けに払う金額ここが狙われます。
ええ、徹底的にね。
では徹底的に叩かれた下請けさん達はどうするでしょう?
一件あたりの利益が少ないので、とにかく数をこなそうとします。
ハウスメーカーの監督さんは下請けさんに一日中べったり張り付いて監督している訳ではありませんので、
一目ではわかりづらい、手を抜ける場所で徹底的に手を抜いてスピードをあげます。
また、材料に指定がなければ、耐久性がないのがわかっていてもより安い材料を使います。
家は塞いでしまえばわからなくなる部分がたくさんあります。
監督すら気づかない、施工精度や細部の材料は職人さん任せの部分が相当にあります。
以上が同価格ならば、個人工務店の方が良い家が建つ理由です。
もちろん、価格を抑えながら優秀な下請けさんしか使わない、ハウスメーカーもありますし、
雑な仕事で、利益を上げようとする個人工務店もあります。
どちらも優秀な職人さん、下請けさんを使うこと前提でお話しますと、
やはり信頼の置ける個人工務店を探し、依頼すべし!!ということです。
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